第1回目は白髪ぼかしハイライトについて解説していくよ!
YouTubeの第一回目に解説してたわよね!
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では改めて解説していくよ!
ということで改めて白髪ぼかしハイライトについての解説になります。
まずは白髪ぼかしハイライトのメリットとデメリットについて考えていきたいと思います!
メリット
1・ハイライトを入れていくのでデザイン性があるカラーリングになる!
2・透明感のある高明度なカラーリングが楽しめる!
3・立体感のあるカラーリングになる
4・アッシュやグレージュなど赤みの出やすいグレイカラーでは表現できない色も楽しめる
5・白髪がボケると思われている
大体メリットはこんな感じかな
次はデメリットね!
デメリット
1・基本的にはブリーチでハイライトを入れていくのでダメージが心配…
2・ブリーチを使用する場合、ハイライト部分(ブリーチ)とハイライト以外(通常のアルカリカラーもしくは地毛)でダメージ差が生じるため次回以降のパーマや縮毛矯正する場合に困る恐れがある
3・あまり白髪をぼかす効果がないこともある
4・費用がかかる
5・施術時間がかかる
6・カラーシャンプーなどで色素を定期的に補充しないとハイライト部分の黄色味が出てきてケバケバしい印象になってしまう
デメリットはこんなところかな!
では一つづつ見ていくよ!
白髪ぼかしハイライトが向いている方は高明度で透明感のあるお洒落なカラーを楽しみたい人!
わあ!ハイライトが入ると立体感が生まれて綺麗ね!
そうだね!透明感も出るしオシャレだよね!
白髪ぼかしハイライトは基本的には全体的に細かいウィービングを入れてくことによって、白髪をぼかしていくメニューです。技術的にはただのハイライトなので、ハイライトのデザイン上のメリットがそのまま白髪ぼかしハイライトのデザインメリットになります。
ブリーチでハイライトを入れて色を抜いた上からアッシュなどのカラーをのせれば
ハイライトを入れたブリーチ部分は、いわゆるダブルカラーの状態になるので透明感のある綺麗なグレージュなどの色も出来ます。
当然、通常の白髪染めでは表現しづらい色味なのでこれはメリットになりますね!
白髪ぼかしハイライトって聞くと
なんか目新しいメニューに感じるけど、実はただのハイライトなんだよね!
白髪染めからのハイライトを入れるに立ちはだかるのは残留色素!
しかし、
ただのハイライトならブリーチを使わずともライトナーや高明度のアルカリカラー剤でも出来ますが、
暗めの白髪染めを繰り返した髪の毛には残留色素という問題が立ちはだかります!
残留色素を聞いたことない、読者様にも分かるように説明していくね!
残留色素とはその名の通り髪の毛に残った前回までのカラーの色素になります。
カラーは施術日から段々と色素が落ちていきますが、黒染めみたいな濃い色素のカラーや5〜7トーンなどの暗めの白髪染めを毛先まで繰り返ししていると色素がどんどん重なって溜まっていき黒ずんでいきます。これが残留色素になります。
特にホームカラーで染めている方は、ついつい毛先までカラ剤を塗ってしまって根本が明るくて毛先が暗くなっている人を見かけるね!
問題はこの残留色素はアルカリカラー剤では明るく出来ないんだ!
アルカリカラー剤で明るくできるのは髪の毛のメラニン色素を脱色するからであって、カラー剤の色素はアルカリカラー剤では当然脱色出来ないのでカラー剤で暗くなってしまった所は、明るくなりません。
ここで残留色素を除染するために使用されるのがブリーチ剤や除染剤なのよね!
そうだね!除染剤を使う方法ならダメージは抑えられるけど、一般的にはブリーチを使うケースが多いかな。
そしてブリーチ剤は非常に髪の毛に負担がかかるんだよね。
ブリーチ剤は美容院の薬剤の中でも強力で髪への負担は大!
美容院の中でも最もダメージがかかる薬剤の一つがブリーチ剤です。
もちろん最近ではプレックス入りの負担の少ないブリーチ剤も出ています!
シュワルツコフのファイバープレックス パウダーブリーチや
ウエラのブロンダー プレックスHとか人気かな!
このブリーチを使えばダメージを抑えられるのかな?
もちろん通常のブリーチよりかは痛みづらいんだけど正直そこまで過度な期待は禁物かな!
プレックス入りのブリーチ剤はうぷ主のお店でも導入しています。もちろん添加剤のプレックストリートメントも導入していますが、その効果はそこまででもないかなと思うのが正直な所です。
ブリーチ剤なのでダメージがでてしまうのは仕方ないところだとは思います。
ブリーチ剤は痛むのね。それではやらない方がいいの?
ブリーチ剤での痛み具合は、髪質や施術履歴によるところが多いのでブリーチをしてもそこまで傷まない人もいるし、非常に傷んでしまう場合もあるので絶対ブリーチがダメってことではないんだよ!
白髪ぼかしハイライトでブリーチ剤を使用しても大丈夫な人・やめた方がいい人
ブリーチ剤を使用しても、そこまで傷まなかったという意見やすごく傷んでしまったっていう意見が混在しています。
中にはブリーチ剤は技術力がない美容師がやると痛むから、上手な美容師なら大丈夫って意見などもあったりします。技術力がどの辺りを指すかはわかりませんが、この意見はあまり正しいとは言えないと思います。
理由としてはブリーチ剤でのダメージコントロールの方法なんて、ごくごく限られているからです。
ダメージコントロールの方法としてはブリーチ剤の選定や2剤の過酸化水素の濃度や希釈率でのコントロール、もう一つが塗布順や塗布時間でのコントロールです。もちろんバージン毛や残留色素がない状態もしくは、9トーン以上の残留色素ならこの方法である程度コントロール出来ますが、残留色素が強く残っている場合は別です。
強い残留色素は短時間では抜けないですし、均一に色が抜けてくれるわけでもありません。
結果的には残留色素を綺麗に抜くなら、
強いブリーチ力(脱染力)と時間がかかる=ダメージ大になります。
ここには技術の差なんて存在し得ないです。
ブリーチしても傷まなかったっていう人の殆どは髪質がもともと強い方や過去の施術履歴にて残留色素の問題がない人やパーマや縮毛矯正などをしていない人、ローダメージやバージン毛の人になると思います。
以上の理由から、まずは自身の髪の状態を見極める(信頼できる美容師に診てもらう)必要があります。
お客様の中には髪質が強い人がいて、何回ものブリーチでもあまり傷まない人もいるんだよ!
ちなみに、うぷ主自身もブリーチしているけどそんなにダメージはしていないかったりする。
確かに男性や太い髪やしっかりした髪質の人はブリーチしても、そこまでダメージしないこともあるよね!
みにゃは軟毛で細いからブリーチ2回したら、ハイダメージになってしまったわ!
という訳で、髪質が強くてバージン毛やローダメージな人、残留色素がない人はブリーチしても問題ない場合もありますが、それ以外の方や施術後のダメージが心配な方は通い慣れた美容院や信頼できるお店を選ぶのをお勧めします。
白髪ぼかしハイライトをしたら縮毛矯正やパーマは出来ないの?
もう一つの問題が、白髪ぼかしハイライトでブリーチを使用したらその後、縮毛矯正やパーマを施術しづらくなる点です。今は酸性ストレート(縮毛矯正)に代表されるように酸性領域で効果を発揮する薬剤もありますので、施術できる場合もありますが、ハイライトの問題点はハイライトの部分とハイライトしてない部分のダメージ差が大きいところにあります。縮毛矯正やパーマの薬剤はダメージに合わせて適切な薬剤を使い分けていますが、細かくハイライトを入れてしまっている白髪ぼかしなどでは塗り分けは不可能のため、綺麗にかからない可能性も高いのです。この場合もやはり、通い慣れた施術履歴の分かる美容院に通うのがお勧めです。(正直、初めて行くお店でオーダーしてもブリーチ毛の方だと縮毛矯正・パーマはほぼ断られると思います。美容師側のリスクが高すぎるので)
白髪ぼかしハイライトには白髪をぼかす効果はない!?
白髪ぼかしハイライトの最大の問題点はこれかな
白髪をぼかす効果がないって!?
なんだか身も蓋もないけど…
一番読者の方が気になるポイントがこれだと思います。
実際白髪はぼけるの?隠せるの?って…
もちろん施術後は綺麗に隠れますし、ぼかせます。
正確にいうとぼかすというか実際染めてますからね。←ブリーチでハイライトを入れて終わりではなくてダブルカラーをするのが殆どですので。
では施術後から日にちが経つとどうなるかですよね…
まずはご自宅でカラーシャンプーなどでの色素補充のケアをしないのなら、
10日前後くらいでハイライト部分(ブリーチ)の色は褪色して黄色味が出てきます。
当日の仕上がりは綺麗だけど、綺麗な状態を維持するのが大変なのが白髪ぼかしハイライトなの
ハイライト部分の色が落ちてきても全ての染料が落ちる訳ではないですし、既染部については白髪が気になることは殆どないと思います!
既染分については白髪はぼかせてると言っていいと思います!
ただし白髪ぼかしハイライトをこれからやってみようと思っている方の中には一定数、施術後から1〜2ヶ月後に生えてくるリタッチ部分(新生部)の白髪も目立たなくなるのを期待している方がいます!
これについてはあまり効果がない場合が多いです!
どんなにハイライトを入れても伸びてくる毛は白髪混じりの黒髪ですから…
もちろん白髪率によって見え方は変わってきます!
白髪率が多ければ多いほど既染部が明るいほど明度差の関係でリタッチは気になりづらいですし
逆に白髪率が低く黒髪が多い方ならリタッチと既染部との明度差が気になるでしょう。
結局伸びてきてしまったら、普通のカラー同様リタッチは気になることが多いよ!
もちろん白髪率が多い人は,既染部が明るい方がリタッチは気になりづらくなるから
効果が全くないわけではないよ
白髪ぼかしが効果的な場合もあるけど、そうでもない場合もあるんだね
そうだね!
それに、
一度ブリーチしてしまった所や傷んでしまった所はなかなか元には戻せないから、
本当に白髪ぼかしハイライトが必要かどうかしっかり考えてから施術するのがおすすめだよ!
ということで
今回は白髪ぼかしハイライトについて解説させていただきました!
読者の皆様のお役に少しでも立てたなら幸いです!
最後までご覧いただきありがとうございました!また次回もお楽しみに!